本日は、環境農政常任委員会 新旧委員に有志県議・市議における(コロナ禍から数か月延期でしたが)、念願の農業技術センターと農業アカデミーを視察してきました。
神奈川県農業技術センターは県内には6か所あり、その本所であり平成7年に移転した平塚を見学。
主に技術開発と普及指導及び担い手育成を通して、都市農業であるかながわ農業の実現を目指しています。
また、かながわ農業アカデミー は昭和18年に育成を中心に修練農場として発足。 その後スタイルを変え、平成8年にアカデミーとして基礎から応用までの体験を通して学ぶ実践教育を重視。
専攻も野菜・花き・果樹の加え、数年前に新設された独立就農チャレンジ専攻が加わり、農家後継者から女性や高齢者など、ニーズに合った専攻課程も加わり、少人数制で寮も完備と、1~2年間しっかり学べる場でもあります。
コロナ禍から「食」「農」に対する関心が増え、加えて「安心・安全」な視点からも、視察後の質疑では「有機農業」に関する質問も多くでました。
日本は温暖多雨な気候であるため、病害虫が発生しやすいことから、欧州各国に比べ農薬使用量が多く使用されてきましたが、安全面から消費者の意識も変わってきています。
先日のクローズアップ現代※でも取りあげられているように、農薬を巡る基準が世界ではますます厳しくなる中、日本と世界のギャップが広がり、世界で拡大する有機農産物市場への対応に後れを取っている日本。
中国がEU向けの有機農産物の輸出を急速に増やすなど、世界的な「食」の競争は状況が様変わりしています。
世界の潮流の変化の中で求められる新戦略、国策戦略や日本の安全基準の見直しなど、日本の有機農作物への支援強化が求められます。
現在の有機農家はじめ、これからの転換支援など、県としても経済再生のひとつに有機支援は重要と考えています!
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