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筑波大学付属久里浜特別支援学校を訪問しました


知的障害を伴う自閉症の子供たちに対して、幼稚園と小学校に準ずる教育を行う学校を見学。

約50名の子供たちが在学していますが、その子供たちの障害の状態及び発達段階、特性等は多様です。


一人一人の良さや可能性を伸ばし、自立し社会参加するための基礎を培うことを目指す教育を目標とし、個々の子供の多様な実態に応じて、適切な指導を行い、それぞれの持っている可能性を最大限に伸長することを教育の基本とされ、国内外からも視察に来られる学校です。


少子高齢化から学校の統合や縮小などが進む中、支援学校の在り方も問われているとのこと。 しかし、現状は発達障害の子供たちは増加傾向です。2次的障害として強度行動障害の症状も早期対応で抑えられると西垣校長はお話されていました。


横須賀市は中核市で障がいのあるお子さんの施設が少なく、また、全国的にも幼稚部のある特別支援学校は少ないのです。


発達障害の幼少期のサインとしては目を合わせない、指差しをしない、微笑みを返さない、後追いがみられない、他の子供に関心を示さない、言葉の発達が遅い、こだわりが強いといった様子がみられます。


保育所や幼稚園に入り、一人遊びが多く集団活動が苦手なことや、かんしゃくを起こすことが多いことで気づかれることもあります。


幼児期という人生のはじめの一歩が、子供たちにとってかけがえのないものとなるような生活環境の有無の影響は大きいと考えます。

久里浜の支援学校幼稚部では人との信頼関係を育み、コミュニケーション能力の向上を図ること、生活全体を通して、自分の好きなことや、やりたいこと、自分のできることを増やし、意欲的、主体的に取り組む中で達成感や満足感を味わうこと、基本的な日常生活動作の獲得を図ることを狙い、指導に当たっているそうです。


日本でもインクルーシブ教育の実現に向けた様々な取組は進んではきましたが、今回の視察では、幼保小中の連携と地域支援の協力・連絡体制の充実が重要と感じました。今後も現場や当事者の方の声を聞き、県政へと活かしてまいります。





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