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​神奈川県議会 令和5年 第1回定例会

新型コロナウイルス感染症対策特別委員会(1月30日)

コロナ感染対策ワクチン接種について

コロナ禍、感染拡大の切り札とされてきたワクチン、

3年が過ぎ、様々なデータが報告されています。

 

また、新型コロナは4月から「5類」に緩和される予定もあり、これまでに出てきた様々な検証も含め、「改めて、ワクチン接種に対する考えを一度検討すべき」と考え質疑しました。

 

1.ワクチン接種率と感染者数について

 これまで、日本のワクチン接種率は世界に比べ極めて高く、100人当たりの接種回数は301.14回で世界1位。オミクロンワクチン接種率、も2023年1月12日37.5%G7の中でもトップです。

 政府が進める追加接種ですが、ここにきてWHOの報告では「日本は感染者数が10週連続世界1を記録しており、ワクチン接種回数世界1の我が国が、感染者も世界1」というデータの報告について本県の見解を伺いました。

➡G7の累計では感染も死亡割合も低いという答弁。私も承知しており、追加接種者が多くなり、併せて感染者が増える、という報告は様々な検証も必要と考えている。

2. 接種と感染及び死亡の関係性

     1月4日公開の新型コロナワクチンポータルサイトからワクチン接種状況を私も確認したが、国によるハーシスに登録している65歳以上の方に限定されている。

 接種は重篤を予防するとも言われているが、感染者は増加、副反応においても重篤な皮膚障害など新たな報告もされており、医療機関から厚労省への様々な「重篤な副反応」とする報告は、すでに8000件を超えている。

 本県は政府のリンクを貼るなど対応はしているが、正直国の情報は分かりづらく不親切と思う。

ウイズコロナとも言われ、ワクチン接種を引き続き行われるのであれば、幅広い年代の接種後の健康状況調査など、本県独自の検証も行い、県民が安心できる情報発信が必要と考えるが今後の方向性を伺いました。

➡県のサイトは本県独自のハーシス情報からアップしている。今後は研究していく。

 

 

3. ワクチン接種リスクの調査と告知の必要性

 ・発生届制度が変わり、現在は65歳以上の情報しかないことは理解しているが、コロナ感染者を診察した医療機関では、カルテなど、感染者情報はありますので、今後多方面での調査など行っていただきたい。

 ・「すでに実用化されている薬による後遺症への知見が神奈川でも受付が始まった」との報道もあったので、期待はしたい。

・「健康を保つための予防接種で副反応は起きる」という情報はあるが、まさか、「命」を落とすとは誰も思ってはいない。しかし、現実にはワクチン接種後亡くなる事例は、厚労省公開で1921件、そのうち220件以上は診療した医師や解剖した医師からは「因果関係があり」との報告。子供や働き盛りの方が亡くなるケースも起きてるが、政府は「因果関係は不明」としている。つまり「打ったことによる影響は不明」ということであり「影響が有ったかもしれないし、無かったかもしれない」という理解になる。「そのような危険性が有る事をしっかり告知すべき」と考え、県の見解を確認しました。

➡検証していく。

 

4. 副反応疑いで命を落とした遺族の救済

・ワクチン接種の副反応疑いで亡くなった方の遺族を救うことは重要と考える。

現在「予防接種健康被害救済制度」があるが、救済できるかどうかを国の「疾病(しっぺい)障がい認定審査会」で意見聴取を行い、厚労省が認定する制度と承知している。その申請は先ずは各市町村窓口へ出し、「予防接種健康被害調査委員会」が諮ったうえで国へ進達すること思われるが、先ず、本県の委員会設置状況を確認する。

・「迅速に幅広く」と掲げる救済制度だが、窓口対応は各自治体ということで差が生じるのではないかと不安もある。

実際ワクチン接種の医療従事者対応でも相談を受け、自治体による対応格差があった。

 

これまでの家族を失った遺族への救済は、報道によると、2022年12月12日時点で、遺族からの死亡一時金(4420万円)請求が、疾病・障害認定審査会で認められた件数は、わずか15件。

審査が遅れる理由として「人出が足りない。例年の30倍ぐらいの申請が押し寄せている」(東洋経済オンライ1/18)と報道されているが、相談窓口とする各自治体でもそのような状況になっていないか?  本県の取組を確認した。

➡自治体対応で各市町村が窓口、本県33>27(申請の有無関係なく設置されている)で設置国でも調査中。

➡昨年に比べて申請件数は増えているものの、申請者の申請書類の不備を整えるのに時間がかかることはあるが、人手が足りずに申請処理が遅れているとまでの状況にない。

 

6.「かながわコロナオンライン診療センター」

  川崎、藤沢、相模原に続く4か所目の拠点として、横浜にも先日開設された報告を受けたが、ワクチン後遺症の協力医療機関は現在は11カ所と承知しており、そちらではオンライン診療もあるのか? また、その協力医療機関も今後は増えていくのか?

取組など確認したい。

➡オンラインは無い、現在はバランスよく県内に設置されているので増やす予定はない。

〖要望〗

 これまでも数種類のワクチンがあり、コロナウイルスの感染予防効果として国は推奨していますが、下記について対応して頂くよう要望しました。

・ワクチン接種のメリット・デメリットをしっかり明記すること。

・判断材料として、これまでのデータの情報公開を分かりやすく公表すること。

・ワクチン接種による死亡と疑われるご遺族に対する救済は責務であり、丁寧な対応をしっかり行っていただくこと。

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