神奈川県聴覚障害者福祉センターを視察、現場での課題など伺いました。
国では平成28年に「障害者差別解消法」が施行され、障がいのある人もない人も、共に生きる社会を目指しています。 しかし、聴覚障害の原因や種類、聞こえの程度が様々なため、聴覚障害者を分類し定義することは非常に難しく、聴覚障害者は、 「中途失聴者」・「難聴者」・「ろう(あ)者」に分かれます。 その人がどれに当たるかは、その人自身がどう思っているかというアイデンティティの問題でもあるのです。 「中途失聴者」と「難聴者」の両方を含む広い意味で「難聴者」という場合があります。
聴覚障害は先天的、後天的に分類され、後天的障害として現在増え続けているのが高齢者の聴覚支障です。
相談者も増える中、県のセンターではたくさんの依頼から、通訳者の派遣など、コーデイネイトする方の人材不足や設備改善など、予算がもらえず苦労している実態をお聞きしました。
高齢化が進む現代社会、ニーズはより増え続けます。 困っている方々への対応もまずは人材確保。 障害者センターなど福祉関係の施設での人材が不足は大きな課題です。 聴導犬の存在ははじめて知りましたが、まだ3頭です。
また、障害者の方で手話を理解できる方が18%ということも驚きましたが、コミュニュケーション教室などあらゆる事業も対応しています。