1962年出版の『沈黙の春(Silent Spring)』 急速な経済発展に伴い、農薬や化学物質が次々と開発されていた時代に、その乱用の危険性を先駆的に鋭く訴える内容、衝撃でした。
こうした化学物質は、動植物の食物連鎖によって生体内に濃縮して蓄積され、やがて環境汚染を引き起こします。
「人間が自然の生態系を大きく壊している」という著者レイチェル・カーソンの告発は、当時のアメリカ大統領をも動かし、のちに環境保護庁が設立されるきっかけとなったそうです。
自然の中に身を投じ、「センス・オブ・ワンダー」
すなわち「神秘さや不思議さに目を見張る感性」
持続可能な社会づくりの第一歩として環境教育の重要性が求められます。
さまざまな環境破壊の背景に潜むのは、生活の豊かさを目指して突き進んできた人類の活動です。
地球全体を包み込む深刻な問題。
こうした現状を打開するためには、環境教育と共に、私たちひとりひとりが暮らしを見つめ直し、持続可能な社会に切り替えていかなければなりません。
先日の予算委員会では、「脱炭素社会の実現に向けたライフスタイル転換の促進」について質疑と提案をさせていただきました。
行政の取組、注視してまいります。
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