2023年9月29日2 分

ごみ分別施設アイクル

10月1日からの横須賀市ごみ分別変更に伴い、
 
行政センターや各町内会では説明会が行われました。

市民からは様々な質問もでており、私も幾つか確認したのち、改めリサイクル施設 アイクル を訪問。

今年上勝町の ゼロウエストタウン を一緒に視察した「アップサイクルユニット」のたまちゃん達数名とビデオ視聴後、施設内を説明を受けながら質疑交えての見学をしました。

プラスチック資源」扱いについては、日本のリサイクルは海外では認められていない サーマルリサイクル (熱焼却)が多く、課題も感じていましたが、ごみ処理施設 「エコミル 」でのサーマルリサイクル電力は、本庁舎やアイクルの電力を補っているということで循環はされているようです。


 

また、現在「燃せるごみ」として排出しているプラスチックのみで出来ているものは10月から「プラスチック資源」として 一括で収集され、マテリアルリサイクルもしくはケミカルリサイクルとなる過程を現地で確認。


 
分別がきちんとされていないごみ処理はすべて手作業で分別。

危険も伴う作業に、ひとりひとりのルールの把握は重要です。

以前視察した上勝町では13種類45分別

法規制や財政上の理由から「ごみをできるだけ燃やさないために多分別をする」という独自のごみ処理を始めました。

その噂を聞きつけてやってきたのが、アメリカでゼロ・ウェイストを提唱し、焼却炉の建設計画を中止に導いてきた化学者のポール・コネット博士です。

博士が町で行った講演で、町民は初めて「ゼロ・ウェイスト」の理念を知り、話に釘づけになりました。

そして、博士の勧めを受けた上勝町は2003年、日本の自治体として初めてのゼロ・ウェイスト宣言を行いました。(上勝町サイトhttps://zwtk.jp/より)
 

 
今できることを、町民自ら取り組んでいる上勝町。


 
しかし、今の我が国のごみ処理事情は自治体によって取り扱いが異なり、複雑さを加速させています。

例えば、プラスチック一つ取っても、自治体によっては燃えるゴミであり、その一方で自治体によっては燃えないゴミに指定されたり、地域によってペットボトルを潰すのか潰さないのか、などの指定まで異なり、移住した方などは混乱している方も多いのが現実。日本と海外を比べると、日本のゴミ出しはとても複雑であるともいわれていますが、環境への配慮を考え、先ずは理解してもらう工夫も大切です。

ごみを出さない賢い消費と共に、地球環境に優しい社会の実現を目指す上での分別はとても重要です。
 
①正しく分別を!
 
②2重袋で出さない!
 
③危険物に注意!

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